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必要なことだけやればいい

すごく仕事が忙しいとき、まず何を削りますか? おそらく、遊ぶ時間と睡眠時間ですよね。私は若い頃、寝だめが効く体質だと信じていて、ウィークデイは5時間睡眠、週末は9時間睡眠で生活していました。もともと夜更かしのせいか、5年前くらいまでは平気で完徹もやっていて、でも次の日たくさん寝ればわりとすぐ回復していました。

でも寄る年波のせいか、はたまた睡眠負債が限度に達したか、今は睡眠時間が7時間を切る日が続くと、途端に調子が悪くなります。


睡眠が削れなくなったら、どうやって繁忙期を乗り切るか。これはもう、休日返上しかない! と以前の私なら思っていたでしょう。でも最近は、全部自分でやろうと思わなくなり、内容によっては信頼する人にまかせるという方法がわかってきました。


ワーカホリックなりに仕事の効率がよくなってきているかも?という話を先日書きましたが、これは、時間が有限であるという当たり前のことが、体感でわかるようになってきたせいかもしれません。起きていて活動している限られた時間の中で、集中して働く時間、人に会う時間、仕事以外で楽しむ時間、自分をメンテナンスする時間など、成果や楽しみをもたらすクオリティの高い時間(クオリティタイム!)をどれくらい積極的に確保できるか。どんなに忙しくてもそのコントロールだけ忘れないようにすれば、体力や精神力の消耗もかなり抑えられることがわかりました。


必要なことだけやればいい。このシンプルな言葉は私にとって、プロジェクトのプラン提出や原稿の締め切りが重なって「時間がない!!」とテンパっているときの支え、いわば深呼吸のような存在です。1週間に1回、自分の時間割をクオリティタイムで色分けするのは、とても楽しい作業でもあります。

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