先日、クライアントの方から続けて「ライティングスキルがアップする講座をやってくれたら参加するのに!」と言われました。教えるなんて考えたこともなかったのですが、そういうニーズもあるのか、と思いました。
曰く、ウェブサイトやブログに載せる文章を書くときに、表現、構成、レイアウトなどのルールに関して迷う小さな疑問がいろいろあるのだそう。例えば、「〜な事」「〜なこと」はどちらがいいの? 行数を揃えたほうがいいの? みたいな細かいことから、プロっぽい文章から抜け出すために形式上気をつけることはありますか?といった、やや大きなことまで。
教科書的な答えじゃなく、その人が何を求めているかによるので、答え方はいろいろなのですが、その方へ書いた返信の一部を、こちらに掲載してみます。
こんにちは。ご返信が大変遅くなり申し訳ありません!
ライティングについてのご質問、ありがとうございました。
なるほど、そういう素朴な疑問がいろいろあるんですね。
「もの」「こと」などについては、通常はひらがなです。「事」も間違いではありませんが、読みやすさからひらがなが選ばれることが多く、伝えるための文章を書くプロなら、ほぼひらがなにしているはずです。
「通り」「とおり」については、どちらもありで、好みで選んでOKです。
あと、どちらにするか決めたら、統一することもわりと大切ですね。
(中略)
現在、講座を作っている時間的余裕が残念ながらないため、自分の課題として覚えておきますが、自分では思いつかないような疑問をユーザーの方から募集して、お答えしていくならできそうだなと思いました。それも教育コンテンツになりますよね。
私は出版社に長くいて、その後ウェブライティングを身につけたので、いわばハイブリッド型だと思います。
こちら寄りにしたい、とリクエストがあれば、そちらに振りますし、何も言われなければ、そのメディアに合った目盛りに調整してお伝えしていることが多いかもしれません。
作った無料ダウンロードコンテンツも、使い手のニーズにちゃんとフィットしているのか
検証しなければと思っていたところです。
とても参考になりますので、これからも疑問に思ったことがあれば、ご遠慮なくお尋ねください。
と、返信した後に、うーん、講座かぁ。また新たな課題が……と考え込む私。
クライアントの方に、こういったヒントになることを気軽に率直に話していただけることは、本当にありがたいなと思ったことでした。
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