先日、今後の相談に乗ってほしいと言われてお会いした方は、会う前「一人で悶々と考えていることがあって、話を聞いてほしいんです」とおっしゃっていました。でも実際に話してみると、もう自分の中では何がやりたいのかはっきりとわかっていて、あとは背中を押してくれる人と、協力してくれる人を見つけて、やることの順序を決めるだけ。すっかり準備オッケーの状態だったのです。「どうすればいいのかわかってすっきりした!」と笑うその表情には、これからやりたいことを形にしていく楽しみに、まっすぐ向かう勢いがありました。
こういうシーンに、これまで幾度となく遭遇したことがあります。どうしたらいいかは、自分がいちばん知っている。話をしていくうちにもやもやが晴れて、シンプルな願いが立ち現れてきて、「本当はこうしたかったんだな」と腑に落ちる。視界が開けて、次に具体的に何をすればいいのかわかってくる。たぶんそのときの自分は、エネルギー満タン状態です。そこを逃さずにスタートを切れば、何かが変わるスピードが違ってきます。
もやもやしていること、悶々と悩んでいることって実は、次の段階に自分を進めるためのエネルギーのもとなのかもしれません。そのもやもやは、自分の中で堂々巡りをしていると思い込んでいる間にも、実はどんどん熟成して、出口を探し始めているのではないかな、と思います。誰かに話そうと思ったタイミングがきっと、その考えを現実化させる第一歩。人によっては、書くことが助けになることもあります。誰にも見せる予定のないノートなどに考えを書き留めているうちに頭が整理されて、次に何をすればいいか見えてくること、私自身もよくあります。
今、もやもやしていることって何ですか? もし長らく迷ったり悩んだりしているプランがあるなら、書くか、信頼できる誰かに話すかしてみてください。自分にたくさん質問を与えて、一度真剣に答えてみることも効果があります。こんなツールもありますので、よかったら活用してみてください。
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