(2025年3月28日配信のニュースレターをこちらにも掲載します)
こんばんは。エディターの田村です。
来月完成を控えているお客様のウェブサイトがなぜか多く、新しいプロモーションの準備にも集中しているうち、瞬く間に過ぎてしまった3月。気づけば近所の公園の桜が早くも満開になっていて、愛犬のとら&さくらを連れて、昼休みに短いお花見をしてきました。

いよいよ来週から新年度ですね。先週の「インスピレーションを呼び込む7つの習慣」に続き、突然始まるアイディアTipsシリーズ、今週は第2弾をお届けします。新年度のスタートに、自分のワークスタイルをちょっと見直し、アップデートするアイディアを挙げてみたいと思います。
ここ数年、私たちを取り巻くワーク環境は、本当に大きく変わりましたね。リモートとリアルを組み合わせた仕事スタイルは当然になったし、副業ができるようになるなど働き方も多様化し、移住や二拠点生活をする人も増えました。ここ1年では特に、AIツールの進化がすごいです。
クリエイターとして、これらの変化に上手に適応しつつ、自分らしい創造性を発揮するにはどうしたらいいか、以下の質問が、あなたのワークスタイルを見つめ直すヒントになれば幸いです。
「新年度、自分のワークスタイルをアップデートする質問リスト」
一日のうち、最も集中力が高い時間帯はいつですか? その時間に最も創造的な作業を配置できていますか? 会議やメール返信などに消費していませんか?
自分流の「創造ゾーン」に入るための儀式や条件は何ですか? 特定の音楽、場所の雰囲気、それとも飲み物など? その条件を意識的に整えることができていますか?
この半年で最も満足のいく作品や成果は、どんな環境で生まれましたか? 一人で黙々と? 誰かとの対話から? オンラインとオフライン、どちらの交流から、より良いアイデアが生まれていますか? その条件を意識的に再現することはできますか?
「Deep Work」の時間を確保し、創作を妨げる「時間泥棒」を制限できていますか? 通知やメール、会議などの中断のない、深い集中状態で取り組める時間をスケジュールに組み込めていますか? SNSの誘惑、完璧主義、メールチェックなど、創作を妨げるものを制限する具体的なしくみがありますか?
デジタルツールとアナログツールのバランスは最適ですか? 手を動かす時間と画面を見つめる時間の割合は、あなたの創造性を最大化していますか? 意図的に「考えない時間」「つながらない時間」も設けていますか?
AIツールをどのように活用していますか? ChatGPTやClaude、GeminiなどのAIツールを「道具」として効果的に使えていますか? どんな部分を任せ、どんな部分をあなた自身が担うのが理想ですか?
アイディアが浮かびやすいのは、どんな時、どんな場所ですか? シャワー中? 散歩中? 電車の中? その状況の共通点は何でしょう? その環境を意識的に取り入れていますか?
オンラインとオフラインのバランスはどうですか? リモートでの集中作業と、対面での交流やコラボレーション、どちらがあなたの創造性を高めていますか? その最適なバランスを見つけられていますか?
長く続けられる創造サイクルを意識していますか? 熱中と休息のリズムを作り、持続可能なペースで創作できていますか?
3年後、どんな仕事をしたいですか? どんなクリエイターになっていたいですか? その姿に近づくために、今季から始められる小さな習慣は何でしょう?
これらの質問に一つずつ向き合ってみると、自分のクリエイティブワークの現状と、アップデートできる部分が見えてくるかもしれません。
私自身、このように言語化してみると、自分が以前からできていたこと、最近できるようになったことがあるなぁと気づきました。例えばDeep Workの時間確保について意識的になれたのは、実はここ最近のことです。また、集中状態に入るのは比較的得意なのですが、すぐに根を詰める癖があり、全く持続可能な働き方をしてこなかったなという反省もあります。
AIツールを「道具」として効果的に使いこなすバランス感覚も、これから本当に必要なスキルだなと感じています。データ整理や初期のアイデア出し、ルーティン的な作業はAIの得意技なので、がっつりサポートしてもらい、個性が必要な部分は自身が担当する。クリエイターの個性や価値観をAIに伝え、それを起点に発展させる協働作業のスタイルを確立できると、より創造的な仕事に時間を使えるようになりそうですよね。
このリストから一つでも気になる質問があれば、ぜひ週末に考えてみてください。少しだけアップデートされた自分のワークスタイルで、新年度、より充実したお仕事ができることを願っています。
どうぞよい週末をお過ごしください!
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